●アスモスマイルのはじまり

        

 アスモスマイルの活動を考えたきっかけは、代表である私自身の長い闘病経験です。        

 

 私は15歳の頃より 難病になり、その後もいくつも大きな病気に見舞われ、現在も2つ目の難病とともに生きている患者です。2002年には、それまでの病気の治療薬が原因と思われる「薬剤性劇症肝炎」になってしまい、救命率たった1%ちょっと、という絶望的な状況に陥りました。

 

1分、1秒を 命がけで生きる。

一寸の油断もできない。

そんな苦しい まさに「死闘」と呼べる壮絶な闘病生活を送りました。

(高度救命救急センターでの闘病について、ブログに少し書いています> 

 

  その苦しみの中で 「わたしと同じように、全国の病院の中には、こんな苦しみ、恐怖、心細さに耐えている患者さんがいるんだ」 ということに 気が付いたのです。この ”気づき” を無駄にしてはいけない。絶対この救命センターから生きて帰り、苦しさに耐えている患者さんの役に立つことをしたい。                 

 

それが私の生きる希望になっていました。

 

やっと、そのときに誓った思いを 形にできる時がやってきたのです。

 

 

退院から長い歳月がかかりましたが、その間に アイデアを蓄え 体力を培うことができました。

私を助けてくれた 医師やナースの皆さん、そして「私の生きる希望」に恩返しをするためにも、いま闘病している多くの患者さんとご家族の役に立てるよう、誠心誠意 一生懸命 努力していきたいと思います。

 

 

私自身が患者だから こそ わかる「患者視点」を大切に 歩んでいきたいと思います。